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Eternal mirror 2015-2022

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個展「,Eternal,」2016 / 192×240cm 出品作品  photo by crione @HADAKa-Studio

個展「たゆたえど」2020/192×240cm  出品作品(部分)@ギャルリー東京ユマニテ

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個展「うつらうつらと漲る」2020/384×240cm  出品作品 @HADAKa-Studio

About :
Eternal mirror  
2015年〜2022年
技法|スクラッチ
細胞の顕微鏡写真を眺める。
肌の内側でこれらが存在している。
ぶつかったり、からまったり、よりそったり、
どこかで見た光景、懐かしさ。
内なる者は、何を示唆しているのだろう。
鏡は物質としての存在する肌と重ねた。
内なる物と向き合う境界。
私はそれに創傷をつける。
私を崩壊させていく細胞をここで再生する。
​​
光を照らす。
空間を漂い、浮かび上がり、纏う。
物質から解放された無境界世界が、ここに。
​_____
【作品の起点】 「傷」を新しい存在にする
肌に現れる傷はなくならないまま、ただ生まれ続け、ただ痕として存在を続ける。
この存在を受け入れる為の意識を変える作品を制作する。
【鏡の役割】
①現在の自己と向き合うこと。これは自己が分裂しているとも考えられる。
②鏡を肌に見立てること。
海外滞在の中で、肌の色は無限にあることを実感しました。
鏡を用いることで、肌の色に捕われること無く、 空間、鑑賞者の肌の色で変化する事が可能になります。
③鏡面を彫ることで肌に粉がふいたようになること。
仕上がった表面は、浸食されていない部分と傷跡がまるで肌のような感触になります。
そして傷の痕跡の積み重ねが新しい肌として存在します。
④二対の世界をあらわすこと。
制作は鏡の奥に存在する自己とその空間(他)と向き合い、その上に傷をつける行為が繰り返されます。
​現在が消滅し目の前に新たな現在が現れます。消滅と再生が制作現場では繰り返されています。
⑤光と影のインスタレーションを展開。
鏡は光をあてると反射しその反射は空間を覆い尽くすことを可能にします。
物質としての肌だった存在が形をもたない影として解放されるように、
内と外が入れ替わり内部を見つめていた身体は内部に取り込まれる体験へつながります。
【モチーフについて】
日々、分裂し、増殖し、壊れゆく細胞(生命の単位)を傷(エッチング)で内なる風景を彫り、再生を描く。
▶︎作品考察​〜展開まとめ(記録として随時更新)
 
 

 

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